8300系は,1989年に阪急電鉄(現阪急ホールディングス)創立80周年を記念して登場した車両で, 2000・2300系から続いてきた前面形状を一新した車両です. ところが,その前面形状では地下線内での空気抵抗が大きいことがわかり, 後期に製造された車両では前面形状が変更されています.
駆動系は,阪急京都線では量産車初となるVVVFインバータ&交流モータで,さらに, 一部の編成ではそれまでのS-ミンデン台車ではなく,ボルスタレス台車を採用しています.
詳しくは,Wikipediaの こちら の記事を御覧ください.
'89年から,9300系がデビューした'03年まで,長いあいだ「新型車両」であったため (さらに,ギヤジローの小さい頃に「新型」だったため)阪急で「新型電車」というとこの8300系のイメージが強いです. 9300系が増備された今でさえ「新型」というイメージがあります.
しかし,よる年波には勝てないのか,客室内の木目調の化粧板は何回も張り替えられている (orシールなどで上から改装されている)ようで,そのようなことをしていない(と見える)乗務員室の木目化粧板と 客室のそれとでは,明らかに差異があります.
8331F 2006.07.25 茨木市
C#8301×7,C#8311×7,の7両編成2本,計14両が本線・千里線(淡路~北千里間)で活躍中です.
8301 - 8901 - 8851 - 8951 - 8881 - 8801 - 8401
8311 - 8861 - 8961 - 8981 - 8871 - 8811 - 8411
C#8300×8,C#8302×8,C#8303×8,C#8315×8,
C#8330×8,C#8331×8,C#8332×8,C#8333×8,
の8両編成8本が運用されています.
また,このほか,C#7326×2の京都方にC#8304×6をつないで8両編成にした固定編成が運用されています.
ですので,8両編成としては,合計70両が本線・千里線と,乗入先の大阪市営地下鉄堺筋線で活躍中です.
8300 - 8900 - 8850 - 8950 - 8980 - 8870 - 8800 - 8400
8302 - 8902 - 8852 - 8952 - 8982 - 8872 - 8802 - 8402
8303 - 8903 - 8853 - 8953 - 8983 - 8873 - 8803 - 8403
8315 - 8904 - 8865 - 8965 - 8984 - 8885 - 8815 - 8415
8330 - 8450 - 8310 - 8860 - 8960 - 8880 - 8810 - 8410
8331 - 8451 - 8312 - 8862 - 8962 - 8882 - 8812 - 8412
8332 - 8452 - 8313 - 8863 - 8963 - 8883 - 8813 - 8413
8333 - 8453 - 8314 - 8864 - 8964 - 8884 - 8814 - 8414
7326 - 7456 ± 8304 - 8854 - 8954 - 8874 - 8804 - 8404