デオ600系

デオ600系の概要

デオ600系はデナ500形の足回りを流用して1979~1980年に作られた電車です.デナ500形というのは元阪神831形(製造初年=1928)なので,いかに足回りが古いものを使っているかがわかると思います(こういう市電のような電車の足回りは一般に長持ちな様です).このため,現在の叡電では唯一の釣り掛け駆動電車,となっています.また,老朽化とデオ900系増備で職場を奪われ,現在は603号車と604号車が残るのみとなっています.冷房とワンマン装置が搭載されていない関係で本線での活躍はまず無く,通常運行の日にこの電車が出てくることがあれば,それは叡電の非常事態,ということになろうかと思います.本来デオ600形は単行運転できますが,前述のような状況のため,イベント列車として運用されるのみですので,(おそらく収容人数を増やすため)重連運転でしか姿を現しません.

叡電デオ600形
デオ600形 603・604号車 2006.10.28 元田中~茶山(公道から撮影)

各車紹介

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